商品を販売すると仕様と価格に限界を感じる
あなたは、お客様が商品を求めていると
思っていませんか?
当然、この視点になると仕様改善を
考えるようになりますが、
本来の真意はそこにはありません。
そのほとんどは、断り文句によるものです。
その証拠に、世界のアップルを考えてください。
正直、パソコンという商品だけで見れば、
使いにくく価格も高い。
しかし、お客様はそんなこと
どうでもいいのです。
なぜなら、仕様や価格よりもっと
フォーカスしている部分があるからです。
それは、
アップル製品を使っているおしゃれな自分だったり、
アップルを使うことでデキる自分だと思われたい。
ということです。
そんな商品とは関係ない部分に
価値を感じているのです。
これは、ブランド品も同じです。
商品だけで見れば、ペラペラのビニールに
ロゴがあるだけのもの。
価格が高ければ長持ちするとの
自分への言い訳をし、
ロゴがない同じ商品を工場が1/10の価格で
販売している拘らずも関係ありません。
このように、お客様は、あなたが考えている
部分には価値を感じていないのです。
もし、お客様が仕様に対し口にしているとしたら、
それは、あなたが誘導しているにすぎません。
「もっと、いい商品にするために意
見を聞かせてください」と。
でも、あなたは、これはアップルやブランド品だから
できることで自分たちはそんなことできるはずないと
思われたのではないでしょうか?
では、あなたがもしアップルの
社長さんならどうしますか?
使いやすいように仕様改善し、
コストを下げ値段の改訂をしませんか?
しませんよね。
でも、あなたの商品にはしてしまう。
あれ?おかしくないですか。
商品だけ見れば、同じです。
でも、あなたがアップルの社長ならしないのに、
自分の商品にはしてしまう理由は、
商品以外の部分で演出を怠っているからです。
お客様は商品を買っていません。
その商品を使うことで得ることの未来を買っています。
その未来を意識していないからこそ
目の前にある商品ばかりが気になるのです。
もっと商品ではなくお客様の未来を考えてください。
商品はあくまでお客様の夢を叶える
きっかけでしかありません。