人は、予防に対してはお金を後回しにする

もし、あなたが何かをお客様に売りたいとしたら、
「今すぐ欲しい」と思うものを販売しなければいけません。
仮に地震が起きて、大切な子供の足にブロックが落ちてきたら、
あなたはどうしますか?
今すぐ病院に行き、手術をしますよね。
そこで値下げ交渉など、当然しません。
もし、あなたが大きな売上を立てたい場合、
予防的な商品を扱っていたとしても
緊急性に訴えかけるような切り口を探す必要があります。
人はお金に限界があります。
当然、必要な物を支払い残った限られたお金を
優先順位を考えながら、使っているのです。
そんな大切なお金に対し、10年後の○○の為になどと流暢な
ことを言っていたら、あなたの商品は後回しにされるだけです。
商品に固執すると、発想は浮かびません。
おそらく世の中にある商品のほとんど
すべては、予防商品に該当します。
そして、たまたま壊れたとか病気になったという理由で緊急性が増し、
偶然にも目に付いた商品が急浮上しているだけです。
テレビの格安広告など毎週やっているにも拘わらず、
テレビが壊れると、今だけキャンペーンが目に飛び込んできます。
そして、こう思うのです。
「ラッキー。キャンペーンやってる」
しかし、そのキャンペーンは毎週やっているにも拘わらずです。
人間には、脳構造にRASという機能があるので、
意識したことは、目に付きやすくなります。
だから、壊れて買い替えの必要なテレビが
たまたま目に付いたにすぎません。
しかし、あなたが安定的にお客様を獲得したければ、
その偶然を待っていてはビジネスになりません。
その為にも緊急性のある切り口を探し、
アプローチしなければいけないのです。
もう一度、大切なので言います。
世の中にある商品のほとんどは「予防商品」に該当します。
だから、あなただけは、お客様の急所を探し、
アプローチして下さい。
その急所の見つけ方は、商品が叶える事の効果から逆算し、
深い悩みかどうかをリサーチして下さい。
切り口次第で、10倍以上の売上を出すことも夢ではありません。
切り口を変えれば、当然今までの競合他社も変わります。
その緊急性にアプローチする切り口が、
値下げ交渉からの解放に繋がります。