他社が決して真似できない最大のUSPとは?
先日、パワーストーンを紹介してくれると
いう方がいたので話を聞いたのですが、
話自体は面白いのです。
嘘か本当か不明ですが、
前世を見に行き、それにあったパワーストーンを
作ってくれると言います。
何とも怪しい。
ただ、これも経験かなと思い作ろうかなと
思ったのですが、結局作るのを止めてしまいました。
なぜかというと、
USP自体は、独自性もあり
面白いのですが、○○がないのです。
その○○とは「実績」です。
おそらく紹介者もそのパワーストーンを付けていたので
実績はゼロではないのですが、その紹介者に実績を
聞いても答えてくれないのです。
最後は、私が紹介しているから大丈夫という
なんとも強引なクロージング。
おそらく紹介料が入るからだとは思うのですが、
作る際も同行しますというのです。
そう、いくらUSPがあっても
実績がないと、人は購入を断念します。
なぜなら、自分だけは失敗したくないという
心理が働くからです。
新し物が好きな人は、全体の数パーセントしかいません。
この方たちは、実績より自分が一番ということが
優位性を刺激しますが、その他大勢は他もやっているから
おそらく大丈夫だろうという理由で購入する人ばかり。
ただ、これは今回のパワーストーンの話だけではありません。
先日も、マンションの会合で似たような話がありました。
何かを導入する際の臨時集会だったのですが、
この会社はなんともバカで比較してきた表が
競合他社が優位に見えてしまうものを添付してきたのです。
当然、住民からも指摘され、あえなく却下。
その優位性が問われた部分は「実績」だったのです。
そう、これまでに何度も言っていますが、
実績がないものは商品としては、未完成です。
実績やデータがあって始めて、テーブルにあげてもらえます。
もし、あなたが上司や同僚に、あなたが勧める
稟議を通す場合もしくは、誰かを紹介する場合、
まずは、実績を話すのではありませんか?
この人は、○○の分野で、これだけの実績があってすごいんだよと。
そして、スポーツの世界でも同じです。
学生時代は、サッカー選手だったんだよとは言わず、
昔は、国体で優勝したことがあるサッカー選手だったんだよ。
と実績を織り込んで話していますよね?
その理由は、実績を付加することでその人の価値を上げる
ことが出来ると本能的に知っているからです。
そう、実績というのは、積み上げて行くものです。
そして、この積み上げが、圧倒的なUSPとなります。
小手先のUSPを考えると、すぐに真似されますが
実績はなかなかすぐに真似ることは出来ません。
もし、あなたが実績がなく営業しているとしたら、
受注できなくて当然です。
実績がなければ、まずは無料でいいので、
とにかく実績を作らせてもらって下さい。
人は、サービス内容に魅かれるのではなく
実績に魅かれていることを忘れてはいけません。