意見とアドバイスは違う
あなたは、お客様に機能改善のアドバイスを
求めたことありますか?
しかし、それは意味がありません。
でも、「お客様の声」を反映した方が
よりいい商品になるのでは?
こう考えるのは、もっともです。
ただ、アドバイスと意見は、異なるということです。
意見は、聞かれれば、
誰だってもっともらしいことを
言うことはできます。
「ここが、少し使いにくいから
もっとこうしたほうがいいよ。」
こういった意見、あなたも耳にしたことありませんか。
しかし、それは、もうお客様の声ではなく、意見です。
それが、例え、お客様の「発言」だとしても
これは、販売者が考えるのと変わりありません。
では、なぜ一方では、「お客様の声」を
反映した方がいいと言われ、一方では、
聞いても意味がないというのか。
それは、聞く内容が異なるということです。
お客様の中で、どのような願望を手に入れる
ために、その商品を使っているのか。
そして、その夢を手に入れる過程で商品の
どこが障害となっているのかを聞かなければ、
何の意味もないということです。
必ず、商品の先にある願望や痛みの解消を
基軸にしなければ、間違った意見を参考にし、
改善をすることになります。
だから、よりお客様にマッチしたサービスを
提供するには、聞き方が肝となります。
× この商品をもっとよくするには、どうしたらいいですか?
〇 何が障害となり、まだ願望を達成できていないと思いますか?
この質問をする前は、必ず先にある得たい未来を
再認識してもらってから、質問しなければ、
効果は半減します。
お客様にとって、商品は壁(障害)です。
もう一度、商品が何のために存在しているのか
を考え、色々な角度から質問みてください。
聞き方を変えて質問することで
お客様の本音が見えてきます。