究極のマネージメントは、託し信じること
ある飛行機会社の社員が、間違えてガソリンではなく
灯油を入れてしまい、危うく大惨事に。
当然、それにかかる損害を考えても目がくらみます。
普通で考えれば、
社長は、この担当者を外すか、最悪はクビにしますが、
しかし、この会社の社長は、こう言いました。
「大丈夫、君ならできるよ」
そう、怒りを抑え、怒ることなく
また同じ業務をさせたのです。
そのことで、彼にとっての
社長に対する信頼が深まっただけでなく、
より真剣にそして慎重に業務にあたるようになりました。
そう、外したり、クビすることは、誰でも出来ます。
そして、起こった事実は変えれません。
当然、もう一度ミスをされたらどうしようと
思う気持ちも分かります。
しかし、またチャンスを与えられる社長が
器を決め、会社を成長させます。
これが、究極のマネージメントです。
日々、業務を行っていると
目に付くことがあると思います。
しかし、他人は自分の鏡。
嫌だなと思っていれば、
大概相手も同じように避けるようになります。
そして、逃げるようになった社員が
いい仕事が出来るはずもありません。
今回の飛行機の事例のように
すべてを任せるの怖いかもしれませんが、
こいつにすべてを任せる、と決意すれば、
人は大きな力を発揮するのかもしれません。
あなたがすべてを見なくては
動かない会社は、組織とは言えません。
ひとりの力など知れています。
人を使うことで出来ないことも実現できます。
人によってやり方は違いますが、
上手く行っている会社の社長さんに共通することは
「仕組み化」出来ていること。
自分ですべて行わず、自分より
詳しい専門の人間に託しています。
もしあなたが、今後1人ではなく
大きなことに挑戦したいとしたら、
この人付き合いは避けられない事実。
あなたは、どう人と付き合い、
どう動かして行きますか?