感情は移管される
あなたは、冷静沈着に話している人に対し、
感情を揺さぶられるでしょうか?
または、頭が良さそうな人だけが
感動を引き起こすのでしょうか?
どちらも違います。
下手でも声を枯らして、あなたのことを真剣に考え
一生懸命伝えるからこそ人は感動します。
面白い映画やドラマは、次にどんな展開が
あるのかとワクワクし時間を忘れます。
これは、セミナーでも営業でも同じことです。
セミナーや営業は、エンターテイメントです。
セミナーや営業は、学びの場だから感動する
はずないと思うのは、あなたが堅苦しいセミナー
ばかりを経験してきたからです。
人は、感情で物を購入し、
理屈で正当化するのです。
これは、セミナーや営業であっても同じことです。
なぜ、多くの法人向けセミナーが退屈なのかというと
情報を教えさえすればいいと考えているからです。
特に日本人は、学校で教えられた寺子屋スタイルは
退屈だという常識があります。
セミナーの内容以前の問題なのです。
最近は、予備校などで名物先生が人気になる
時代ですが、その生徒が興味を持つ持たないは
その講師の演出にかかっているのです。
これは、成約率に大きく影響します。
なぜなら、法人セミナーでは理屈はあるのですが、
感情に触れる部分がないので欲しいと思わないのです。
しかし、この感情に触れる部分をセミナー構成
にすることで成約率は確実に上がります。
法人であっても人間です。
これは、ネットビジネスを行っている人が特に
勘違いするのですが、ネットビジネスであっても
画面の向こう側には必ず人間が存在します。
人間が、購入の最終判断をするのです。
機械はそれを実現するツールでしかありません。
この部分を忘れると、どんなにいい
営業トークであっても売れません。
あなたが、声を枯らし真剣に相手の
幸せを考え、自分が扱う商品の思いを
伝えれば、その感情は移管されます。
だから、中小企業の一番の営業マンは、
社長である場合が多いのです。
なぜなら、自分で考えたビジネスだから
こそ思いが誰よりもあるからです。
逆に自分の商品が信じられない人は
一時的に売れたとしても、その売れる
時期は短い命です。
あなたが、自分の商品を伝えないのは罪だ!
絶対これを伝えることで、すべての人が幸せになると
思うことができれば、その感情は伝達され成約に繋がります。
もし、あなたが今、営業トークを理屈で
構成しているとしたら、少し感情に触れる
ことはできないかを考えてください。
一番簡単で誰にでもできる感情を伝える方法は、
「声を枯らし一生懸命話す」これだけです。