見返りを期待している間は何も起きない
あなたは、誰かに何かをしてあげるときに
ひそかにお返しを期待していませんか?
特に日本人は、この傾向が根底にあります。
「何かをもらったらお返ししないと」と。
しかし、こう考えている間は、
仕掛けることはできません。
戦略的に仕掛ける場合は、
最低でも10倍与える必要があります。
相手が「ここまでしてもらっては
申し訳ない」と思うほどやってちょうどです。
人は、価値あるものを大量にもらってしまうと
無料とは知りつつも、そろそろお金を払わないと
申し訳ないと感じ始めます。
1つや2つ無料で提供しただけでは、
戦略でもなんでもありません。
誰でもやっていることです。
圧倒的な価値を大量に与えるから、
ようやく相手に価値が伝わるだけです。
ただ、与え続けると、あなたは不安に
思い始めこう考えるはずです。
「そんなに無料で与えたら、いつお金が入ってくるの?」と。
しかし、そう考えている間は、小銭しか稼げません。
たまにいるのですが、はじめから
〇〇作業をするのに〇万円もらう人が。
こういう人は、その1人からしかお金はもらえません。
目先の利益を優先したばかりに、売上が拡散しないのです。
もう少しこの考えについてお話します。
僕の友人が以前カナダに住んでいました。
その時、教えてもらったのが、
「私が今していることを私に返すのであはなく
そのお返しは、困っている人にしてあげて」
と皆が口を揃えて言うのです。
この考えは、お国柄なのかもしれませんが、
今回の話は、これと同じです。
Aさんから与えてもらったことは、
Aさんに返すのではなく困っている
Bさんを助けてあげることです。
もし、あなたがBさんを助けてあげたら、
Bさんからのお返しを期待するのをやめることです。
それは、Bさんにとってストレスになります。
この与えるという考えは、決して1対1ではありません。
あなたが誰かに与え続けている限り、いつか形を変えて
あなたの元に戻ってきます。
そして、この与えるにはもっと
大切なことが隠されています。
それは、周りの自分に対する対応を見れば、
今まであなたが何をしてきたかが分かります。
あまたが困り助けて欲しい時、
誰も手を貸してくれないとしたら、
それは、あなたが今まで人を無視し
助けてこなかった証拠でもあります。
しかし、あなたが困ったときに
いち早く声をかけてくれる人がいるとしたら、
それは、あなたが今まで小さなことにも気を
使い価値を与えてきた証拠でもあります。
これは、時間がずれ、すぐにはやって
こないので、なかなか気づくことが
できないのですが確実に言えるのは、
あなた自身が過去奪ってきた出来事が
鏡となって今、表面化しているにすぎません。
奪う人は奪われるし、与える人は
与えてもらえるということです。